答えはいつも
お客様がいる場所にある
K
interview
インタビュー
愛知県名古屋市 出身。名城大学農学部 卒業後、2021年 新卒入社。大学時代に食品スーパーでアルバイトを経験し、売り場づくりに関心を抱く。就職活動では食品スーパー運営会社の中でも「自身も親しみがあり、地元愛も深いと感じた」ヨシヅヤへ入社。現在は紙工作の特技を活かし、目を惹く売り場づくりに注力。
ヨシヅヤで働いていて嬉しい瞬間は、顔なじみのお客様が声を掛けてくださる時です。
私が担当する青果部門は、食品売場の入口に位置することもあり、品出しや鮮度チェックをしている時も、お客様と会話できることが多いんです。「昨日は岐阜の温泉まで行ってきたのよ」なんて世間話をしてくださる方もいらっしゃいますし、しばらくお顔を見られなかったお客様から「会えなくて寂しかったわ ! 」と言っていただくこともあります。
これはあくまで私の体感ですが、ヨシヅヤのお客様には、毎日のようにご来店くださる方が多い気がします。ここでお買い物をして、ついでにお友達とおしゃべり…という過ごし方を、ルーティーンにしてくださっているお客様が少なくないんですよね。
ヨシヅヤは店内のいたるところに、ひと休みできる椅子や休憩スペースがありますし、フードコートや飲食店もありますから、話が尽きなければそのままお茶やお食事もできます。単なるお買い物スポットではなく、この街になくてはならないコミュニティとして、地域に根付いているお店だと感じています。
実は1年目の頃、お叱りのお電話をいただいたことがあったんです。
その日はお店がとても忙しく、朝からずっと品出しを続けていました。そんな中ある女性のお客様が「一緒に来た子どもの姿が見当たらないんです」と、売り場にいた私に話し掛けてくださいました。しかし、目の前の作業に必死になっていた私は「迷子放送をいたしますね。サービスカウンターまでご足労願えますか」と、行き先のご案内だけをして作業に戻ってしまったんです。そのことについて、今後は対応を改めてほしいというご指摘でした。
今にして思えば、全然ダメですよね。大切なお子様を見失われて、お客様は頭が真っ白になられていたでしょうから、不安なお気持ちを受け止めて、カウンターまでご一緒するべきだったんです。
自分は店員失格だ…と数日間落ち込み続けましたが、電話を取ってくれた店長は「お子さんが無事でよかった。お声をしっかり受け止めようね」と言ってくれました。チーフも「そのお客様は、Aさんが変わることを期待してご連絡くださったんだ。この失敗から学んでいこう」と励ましてくれました。
仕事で上手くいかなかったことは、幾度となくあります。でもそのたびに、お客様や周りの方に支えていただいているから、今もここで頑張れているんです。
業務の中で好きなのは、売り場づくりにまつわる仕事です ! 少し前に試したのは、贈答用のいちご箱を使ったディスプレイ。箱を立体的に組み合わせて、大きなハートのオブジェを作りました。
最初は私ひとりで作っていたんですが、途中経過を見てくださったチーフが「すごい作品だね!箱の柄の向きを揃えると、もっとキレイに見えるかもよ?」と、私のアイデアを更によくするためのアドバイスをくれました。
チーフは、私が売り場づくりに熱心なことを喜んでくれています。遅くまでディスプレイを組んでいると「僕も手伝うよ ! 」と申し出てくださったり、SNSで見つけた他店の素敵な事例を共有すると、「これ、うちでも作ってみたいね」と共感してくださったり…。
パートさんや別部門の方が「青果売り場は今週もカワイイな~」なんて、通りすがりに褒めてくださることもあって、嬉しいと同時に、創作意欲が更に湧くんです。話題になる売り場ができれば、もっとたくさんのお客様が来てくださって、もっと多くのふれあいがヨシヅヤに生まれますよね。
スマホの中には、まだ試せていないアイデアのメモがたくさん。唯一無二の楽しい青果売り場を目指して、まだまだ腕を磨いていきます !